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本稿ではドイツ国防軍(Wehrmacht, ヴェーアマハト)の陸軍(Heer, ヘーア)の軍服について記述する。 == はじめに == 古今東西様々なミリタリールックがあるが、その中でも人気が高いのが第二次世界大戦時のドイツの軍服であるとされる。〔菊月(2002)、p.2〕。それはドイツ人の「制服信仰」と卓越した職人技が組み合わさって生み出され、優れた機能美があると評価される〔菊月(2002)、p.18〕〔ド・ラガルド(1996)、p.5〕。 その第二次大戦ドイツ軍服の中でも雛型ともいうべきものがドイツ国防軍陸軍の軍服であろう。ドイツ軍服の魅力の一つでもあるが、ドイツ軍服は非常にバラエティーに富んでいることで知られている〔。陸軍一つとってもその種類は非常に多い。灼熱の砂漠から極寒の地まで広大な領域の戦場で戦うことを余儀なくされたドイツ軍は、地形にあった軍服を次々と作らねばならなかった。通常野戦服を基本にして様々な軍服・軍帽・徽章・防寒着などが作られた。戦車兵や突撃砲兵などは通常野戦服から大きく離れた独自の軍服を持った。 本稿ではまず様々な兵科や戦場で幅広く使用された通常の野戦服・軍帽・徽章・装備などについて解説し、その後特定の兵科・戦場・場合においてのみ使用された物を解説する。 ドイツ軍では下士官・兵士は支給された軍服を着用し、将校は規定に沿った軍服を自分で仕立てるのが普通であった。そのために将校は被服手当を受けていた〔WWII ドイツ軍兵器集 〈火器/軍装編〉、p.14〕。 ↑目次へ移動する 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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